なぜ未だにメルマガを出すべきなのか。

FROM:中村一樹
大阪の自宅より
「メルマガ(メールマガジン)を出しましょう。」と言うと必ず言われるのが、
「もうメールとかって古いんじゃないですか?」とか、
「メールマガジンって本当に効果あるんですか?」
「LineとかSNSとか、ブログでも良いんじゃないですか?」と言うことです。
ですがあえて僕は、「いや、メルマガ(メールマガジン)を出すべきです。」と答えます。
今日はなぜ僕が、メルマガにこだわるのか。そして、なぜLineやブログ、SNSではダメなのか。そもそもメールマガジンを発行する理由とは何かと言うことについてお伝えしていきたいと思います。
メールマガジンを出すべき理由①
『見込み客への連絡手段の確立』
まず、メールマガジンを出すべき理由一つ目は、『(見込み)顧客と直接連絡が取れる方法を用意する必要があるから』です。
例えばあなたが何かの商品やサービスをリリースしようと思った時、すでに連絡が取れるお客さんがいる状態と、0からお客さんを集めないといけない状態。どっちを選びますか?
おそらく多くの人が、すでに連絡が取れるお客さんがいる状態を選ぶと思います。
メールマガジンを発行して、メールアドレスを収集することで、商品・サービスをリリースする際、すぐに大勢のお客さんに対してアプローチを開始できるということなんです。
もしメールアドレスがなく、0からお客さんを集めないといけない…ということになったら、もし商品・サービスが売れなかったら、お客さんを集めるためにかかった時間・費用・労力が全て無駄になってしまいますよね…。
だからこそ、メールマガジンを発行して、メールアドレスといういつでもお客さんに連絡できる手段を確立しようということなんです。
メールマガジンを出すべき理由②
『いつまでもアプローチが出来る。』
そして2つ目の理由、それは『いつまでも、アプローチ出来る連絡手段だから』です。
例えばよくあるコンサルタントやコーチ、セラピストの悩みに、「無料相談でも親身になって相談に乗り、無料相談の時間をオーバーしても、時々Lineなどで連絡を取ってたのに、急に連絡が取れなくなった…」と言うものがあります。
どれだけ親身になって、相談に乗ったとしても、その後の契約にならなければ、ただのボランティアになってしまいますよね。
そんな時にメールアドレスで連絡先を持っておければ、「以前したあの話はどうなりましたか??」と、いつでも見込み客に対して連絡が取れると言うことなんです。
つまり、今すぐに購入する気がなくても、購入する気が起こるまで、いつまでも連絡が取れる状態にしておくと言うことが重要と言うことです。
他にも、冠婚葬祭は特にリストは重要です。老人ホーム紹介事業で見込み客の方が来られても、すぐに老人ホームに入居を決めるわけではありませんよね。
最低でも3ヶ月、長い方だと半年から1年以上かけてどこの老人ホームに入居するかを決めます。
そんな時にメールアドレスを取得しておくことで、「最近老人ホーム探しは順調ですか?」と、お客さんに連絡を取ることが出来るということなんです。
メールマガジンを出すべき理由③
『リストがあれば、いつでも立ち直れる』
そして3つ目に、「何があっても、リストがあれば立ち直れるから」です。詳しく説明するためにも、少し僕の知り合いの話をさせてください。
僕の知り合いは、大阪の少し田舎の方にある小さなスポーツ用品専門店を営業していました。もう何年も前からお店で、常連のお客さんもたくさんいました。
地元の少年野球は強豪らしく、土曜・日曜になると、小学生の野球少年たちでお店は溢れかえっていました。
ですが、そんなスポーツ用品専門店の隣にあるおもちゃ屋さんから出火。一瞬でおもちゃ屋さんの隣にあった、スポーツ用品専門店のお店も焼失したらしいんです。
お店は完全に焼け焦げ、もう何のお店があったのかすら分からない状態。お店の裏にある倉庫はなんとか無事だったらしいんですが、消化の際の水で商品はほとんどが水没。もしくは火事の時の煤で真っ黒になってたそうなんです。
もうお店はなくなるわ、商品は水没に、煤だらけになるわで、どうしようって思ったそうなんですよね。
そこで店主がどうしたかと言うと、これまで常連だったお客さん一人一人に電話で事情を説明して、水没したり煤で真っ黒になった商品を割引するから、購入しないか?って持ちかけたらしいんです。
結果的に、常連のお客さんたちも、ボールが水に濡れてても問題ないし、煤だって落とせば済むので、グローブとか野球関連商品がめちゃくちゃ売れたと。
もしここで、常連の人の連絡先を持っていなかったとしたら、、どうなったのでしょうか。Ifの話をしても仕方ないんですが、彼は連絡先を持っていたから助かったとことですよね。
リストはメールアドレスだけにあらず。
今回はメールマガジンの話なので、メールアドレスを取るべき理由についてお伝えしましたが、メールアドレスである必要はありません。例えば、住所や電話番号などもリストです。
あなたも体験したことがあると思いますが、
・一度購入した通販会社から、月に1度新商品についてのハガキが来る。
・美容室やネイルサロンから、クリスマスカードや年賀状が届く。
・Amazonや楽天から、「あなたにオススメの商品一覧」のメールが来る。
このように、メールマガジンだけではなく、リストとして考えた場合、住所や電話番号も同じように考えることが出来ます。
ですが、メールアドレスとは違い、住所や電話番号を教えるのは、かなりの人が嫌がってしまいます。つまり、メールアドレスを入手するよりも、ハードルが大幅に上がってしまうのです。その点メールアドレスなら、ほとんどの人が抵抗なく渡してくれます。
だからこそ、メールマガジンを始めましょうということを、常々お伝えしているということなんです。
ネットビジネス以外でも使えるのか?
そしてもう一つ、メールマガジンを出しましょう。というと、「それってネットビジネスとかでしか使えないんじゃないの?」と言われることがあります。ですがそれは間違いです。
そもそもメールマガジンを発行している会社として考えた時、どれだけの会社がメールマガジンを出しているでしょう。
例えば僕のメールボックスには、Amazon・楽天・転職サービス・Netflix・備前焼のお店・スポーツ自転車専門店・花屋さん・Apple・最新ビジネスニュース・英会話スクールなど、多種多様な会社からのメールが届いています。
僕自身の周りでも、ネイルサロン・通販会社・人材派遣会社・コンサルタント・コーチ・英会話スクール・アプリ開発会社・英語教材販売会社などがメールマガジンを発行して、売り上げを上げることが出来ています。B to Cだけではなく、B to Bでも、メールマガジンは有効です。
もしあなたがメールマガジンをまだ発行していない。リストを取る仕組みを持っていないということなら、是非一度メールマガジンを発行することを考えてみてください。
-中村一樹