フロントエンド(集客)商品を作る際の4つのポイント

FROM:中村一樹
大阪の自宅より
もしあなたがネット上でビジネスをする際、フロントエンド(集客)商品を作らないといけない。なんて話を聞いたことがあるはず。ただ、フロントエンド(集客)商品の作り方って意外とないですよね。
そこで今日は、フロントエンド(集客)商品の作り方や、作成する際のポイントなどを解説しようと思います。
###フロントエンド(集客)商品とは?
そもそもフロントエンド(集客)商品とは何かというと、
利益を考慮しない、集客のための商品
です。重要なのは、利益を考慮しないということ。フロントエンド(集客)商品最大の特徴は、集客のための商品に振り切るってことなんです。
具体的にどんなフロントエンド(集客)商品があるかというと、
居酒屋の場合は、昼のランチや、100円ビール
弁護士の場合は、無料個別相談
ネットビジネスの場合は、無料のPDFレポートや無料セミナー動画
など、採算度外視でまずはお試ししてもらったり、このフロントエンド(集客)商品をきっかけとして、その後の売上に繋がるための商品のことを、フロントエンド(集客)商品と言っています。
気づいてないだけで、ほぼ全てのビジネスにこのフロントエンド(集客)商品は存在します。
例えばスクールでは、体験レッスン
お花屋さんでも、お試しセット
結婚式場の場合でも、ウェディング体験
など、ほぼ全てのビジネスで、フロントエンド(集客)商品は存在します。逆にいうと、フロントエンド(集客)商品がない=ビジネスと言えない。まで言い切ってしまってもいいレベル。
なので、もしあなたが何かしらのビジネスをする際は、必ずフロントエンド(集客)商品を作る必要があります。
では具体的にどうやって作ればいいのか。そして、作るために考えておくべき3つのポイントについてお伝えしましょう。
###フロントエンド(集客)商品を作る4つのポイント
まず、フロントエンド(集客)商品を作る際のポイントですが、次の4つです。
- 顧客が欲しいものを渡せ。
- 今すぐ解決するものを渡せ。
- パッと見で価値が分かるものを渡せ。
- 次に繋がるものを渡せ。
ポイント1:顧客が欲しいものを渡せ。
とは、最終的にあなたが販売したい商品の1ポイントなどではなく、顧客が今すぐ欲しいものを渡さないといけないということです。
例えば僕の場合、長期的にはメールマガジンを発行するということが売上を上げるために必要な要素と考えていますが、見込み客が今すぐ欲しいものは、「今すぐ売上を上げる方法」です。
ここで僕が、メールマガジンの発行の仕方というフロントエンド商品を作ったとしても、見込み客からしたら、
「そんなんいいから、今すぐ売上あげたいんだけど!?」
と言われるのがオチ。なのでここで渡さないといけないのは、顧客が”今抱えている悩みを解決する”フロントエンド商品ということです。
なので大切なのは、売りたいものではなく、売れるものを売るということ。これ本当に大切なのでもう一度繰り返しますが、あなたが売りたいものではなく、お客さんが欲しい売れるものをフロントエンドに持ってくる必要があります。
ポイント2:いますぐ解決するものを渡せ。
これは先ほどのものと少し似ていますが、顧客の悩みを長期的に解決してくれるものか、短期的に解決してくれるものなら、短期的に今すぐ解決してくれるフロントエンド商品を渡せということです。
例えば先ほどの例だと、
1年後に現金100万円になる方法
よりも、
明日すぐに現金10万円が手に入る方法
を、フロントエンド商品として渡さないといけないということ。見込み客・顧客は、”今”困っています。なので、今すぐに解決できる方法を探して、インターネット上を彷徨っていることが多い。
なので、今すぐ解決できるものを用意する必要があります。
ポイント3:パッと見で分かるものを渡せ。
これには2種類の意味があります。
まず一つ目が、「パッとみて分かりやすいタイトルにするべき」とは、タイトルのことでうす。例えば僕が、
「今後10年以上大切になりつつも、今も大切な、税務署にも確認した明日現金10万円がもらえる方法」
という長ったらしい、よく意味が分からない商品を置くよりも、
「明日現金10万円手にはいるファーストキャッシュ戦略」
という名前の方が、まだパッとみて意味が分かりますよね。長ったらしいタイトルや、パッとみてよく分からないタイトルをつけるのではなく、パッと1秒みて、「あっ、良さそう!」と思えるようなタイトルがついたフロントエンド商品を作る必要があるということです。
そしてもう一つが、「パッとみて、良さそうと思えるパッケージかどうか」です。
人は見た目で判断するとはよく言いますが、例えばもしあなたが、PDFレポートのフロントエンド商品を作るとします。その時、最も力をかけないといけないのは、タイトル。そして次に、表紙などのデザインです。表紙などのデザインは、デザイナーさんに依頼してもいいレベルで力をかけるべき。
それくらい見た目は大切ですし、見た目でフロントエンド集客のセールスレターの成約率が10%変わることもあります。それくらい人は見た目が重要ということですね。なので、必ずタイトルと、見た目に力を入れること。
ポイント4:最後につながるものを渡せ。
そしてポイント4つ目、最後に繋がるものを渡せ。とは、最終的にあなたが販売したい商品に繋がるフロントエンド商品を作らないといけないということ。
これは実際にあった話なのですが、ある住宅販売展示場に行くと、メロンがもらえたそうです。なんでメロン?と思いますが、なんでも担当者が好きだからだそうで…。ただ、たくさんの人が来場したそうなんです。みんなメロン大好きなんですね。とはいえ、結果としては全く成約に繋がりませんでした。
ではいったいなぜか。おそらく、住宅展示場に来られる方は、メロンが欲しい人であり、住宅を新しく建てたい人ではなかった。というのが答えではないかと。
なので住宅を販売したいのであれば、住宅を建てるときに気をつけるべき5つのポイントというセミナーを実施したり、住宅を最終的に欲しい人が、今すぐ解決したいことを解決するためのフロントエンド商品を作る必要があるということなんです。
メロンは流石に笑い話ですが、実際こういう事例はたくさんあります。かならず今日あげた4つのポイントを確認して、フロントエンド商品を作ってみてください。
-中村一樹