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必要なお客さんを把握してますか?

FROM:中村一樹
大阪の自宅より

交流会で会う人から相談を受ける話No. 1は、「どうやったら新規のお客さんを増やせますか?」ということです。

なんて答えるかというと、「何人のお客さんをいくらで獲得したいんですか?」ということなんですが、ほとんどの人が答えてくれません笑

でも、とても重要な話なんですよねこれ。

#お客さんを集めすぎたラーメン屋さん

昔あるコンサルタントから、こんな話を聞きました。

「以前あるラーメン屋さんの集客を手伝ったんですが、お客さんを集めすぎて潰しちゃったんですよね…」と。

普通なら、お客さんをたくさん集められたら、儲かるんじゃないの?と思うかもしれません。ですが実は、お客さんを集めすぎると、店舗ビジネスやスクールを行なっている人は要注意です。

経緯から話すと、このラーメン屋さんは新規オープンだったそうです。そこで、新規オープンの日に限り、ラーメン1杯を半額にすると。ただ利益のことも考えて、〇〇人限定としました。

とても大胆なオファーですね。それだけならまだいいのですが、たくさんの人に知ってもらおうと、たくさんのチラシを撒いたり、ポスティングをしたそうです。

結果的に、予想を超えるお客さんが集まりました。お昼は長蛇の列。お昼を過ぎてからも、家族連れとかがたくさん来てくれたそうです。

結果的に、1杯半額分は終了。それでもお客さんは知らないので、ずっと並び続けます。大量の行列。1時間、2時間並んで、半額のラーメンも食べられず、味はまあまあ美味しいくらい。

新規開店なので、接客やレジも不慣れの中で行います。それに、ここまでのお客さんの人数は予想してなかったので、通路も狭い…。

さて、、、あなたなら、もう一度このお店に行こうと思いますか?

そうです。結果的にこのお店が流行ったのは、この時だけ。めちゃくちゃ並ぶのに、味はまあまあ美味いレベルと噂され、お客さんが来なくなってしまったそうです…。

#大量のお客さんが必要ですか?

飲食店の場合だと、席数以上のお客さんを受け入れることはできませんよね。なので、席数×単価×回転数で、1日の限界売上がわかるわけです。

それを超えると、行列ができてしまう。行列ができても問題ないのであれば構いません。狙ってやってるのであれば、それだけの準備ができるからです。

でも、狙ってやってなかったのだとしたら、、、困りますね笑

例えば僕の場合でいうと、最も高額なコンサルティングでは、3人が限界です。一人で3社を相手にするだけで、結構パンパン。4社目ともなれば、もう馬車馬の如く働くことになるでしょう笑

もちろん一番高額なコンサルティングでは、実際に僕自身が代行までやってしまうので忙しいですが、コンサルティングのみでも、10社が限界です。なので、20人、30人と集めてしまっても、僕が対応できません。

そして、もしあなたが扱っている商品で、大量のお客さんに買ってもらわないと充分な収益が上がらないのであれば、大企業を目指さなければいけません。

基本的な売上の限界は、人の悩みと人数。そして、低価格で大量のお客さんが必要ということは、悩みは浅いけど、人数が多いところ。

それこそ、大企業がそんな市場を見逃すわけがないんです。しかも、そのポジションは大企業が入り込む余地があるだけではなく、大企業の強みを活かされて戦われてしまうので、どんな人でも負けてしまう場所です。

じゃああなたのビジネスに必要なお客さんの人数は?そして、それだけのお客さんを確保するために最適なツールは何でしょうか?

集めすぎると、かなり困りますよ。

ー中村一樹

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